私たちと一緒に歩みませんか?

さわかみ財団は、より良い世の中づくりのためにたくさんの人と歩んできました。それぞれの想いをカタチにするため、話し合い、一歩一歩と進めてきました「歩み」をご紹介します。そして次はあなたと─。

自然の価値を次世代へ

人間は自然界からエネルギーをいただくことで生存できています。人間と直接交わりの薄い動植物だとしても、その生態系から結果的に恵みを得ています。私たちが偏ることなく多様な動植物、それらを育む土壌・地形、水の循環などを学び活動報告することで、次世代に「何か」を残す“きっかけ”になればと思います。

針葉樹整備 - 鉢形城跡

寄居町有林の整備活動を行うことが“きっかけ”となり、ありがたいことに近隣の林整備を受託させていただきました。その整備地は戦国時代、北条氏の北関東支配の拠点であった鉢形城(寄居町)の跡地に、また鐘撞堂山へのハイキングコースに隣接しています。

四季折々の棚田

棚田は、生態系の維持に大きな役割を果たすと共に、また、独特の地形から織り成される美しい景観は四季折々と姿を変え、私たちに心に安らぎと温もりを与えてくれます。しかしながら、現在、不利な生産条件や社会構築の変化に伴い、徐々にその姿を消し去ろうとしています。棚田の持つ土地保全機能や文化価値を見直そうと保全活動を行いました。

ちび山

埼玉県小川町にある「ちび山」を「自然環境教育や山村地域との交流などに役立てて欲しい」と、山林保有者から森林管理・育林の依頼があったのが“きっかけ”となり始まったプロジェクトです。埼玉県寄居町の学童保育所(施設5件)の生徒26名と各施設の先生方(6名)を“チビ山”に招いて、自然に親しむイベントを開催しました。

鐘撞堂山 - 遊歩道整備

ちび山森林整備の一環で、子どもたちが比較的安全に散策できるような遊歩道をつくることに。過去に深谷市で行われた遊歩道整備を地元の方から伺い、その整備を行いました。遊歩道がある場所は鐘撞堂山で330m程の低山で東西南北に尾根を持っています。

再生の地‐開墾

私たちは、農地継承されず遊休農地・耕作放棄地となってしまった土地を開墾・再生することで、後のヴィレッジのため、知識や経験の習得を目指しました。少子高齢過疎化、農業人口の減少、安全で美味しい食品を求める消費者、持続可能な供給も検討せねばなりません。

次世代への教育と大きな夢を

未来を担う子どもたちが、生まれ育った環境に左右されず自らの人生を切り開く力、「生きる力」を身に付けることは重要です。だれもが夢を持つことができる未来。ひとりの「地球人」として、各々が考え行動できる未来。自然、地域・産業、スポーツなどを通じ「ありのままを知る」“きっかけ”を作ります。子どもたちそれぞれに「何か」が芽生えるのではないでしょうか。

いのちの教室

心臓突然死はいつでも誰でもどこにでも起こる可能性があります。教室や職場、またスポーツの最中に、大切な人が、友人が倒れるかもしれません。いざという時に誰もが助けることができるよう「1人でも多くの人に心肺蘇生方法を伝えたい」「1人でも多くの人に安全な環境の下、スポーツを楽しんでほしい」「万が一事故が起こっても誰もが冷静に対処できる環境を作りたい」そんな想いで活動している『ATHLETE SAVE JAPAN』を支援し、特別講師を招いて「いのちの教室」を開催してきました。実際に突然死の現場に居合わせた状況でAEDの使い方までを体験実習で学ぶことができます。AED実習後に、一般社団法人ATHLETE SAVE JAPANに登録されているアスリートのみなさん(ASJアンバサダー)によるトークセッションも同時開催しており、現在活躍中の現役アスリートの方や引退して多方面で活躍している方などをお招きして、「いのち」についてお話いただきます。スポーツを通じていのちを大切にする心を多くの方に知っていただければと思います。
→ATHLETE SAVE JAPAN Webサイト

子どもが学びたい経済と投資

経済ゲーム「未来は自分でつくる!」は、人々の暮しの中にある経済をゲーム性のプログラムで楽しく体験します。さらにゲームをするだけではなく、言葉による説明の時間を設けることで長期的なものごとの考え方、自分の人生の生き方を考える“きっかけ”をプログラム内で提供してきました。

やってみよう!たのしもう!自分が動けば、自分が変わる。
子どもの可能性を引き出すのは、その子の中から湧き上がってくる好奇心。「面白そう、やってみよう!」を原動力に、子どもたちの心に芽生えるものを大事にしたいと考えています。そんな未来になるよう、多くの人の思いと共感が込められた良いプログラムに育て、心豊かなより良い世の中づくりに取り組んでいます。

スポーツの文化をつくる・育てる

人生できるならば好きなことをやって一生を送りたいものです。好きなことをして、それで暮していけたらどんなに幸せなことか。現役引退後の生活難を考えて、高校あるいは大学の中途でスポーツの夢を断念する若人の数は、もっと多いことでしょう。この現実は何とかならないものか?ここでも私たちは色々とお手伝いできるはずです。

オーシャンスポーツ支援

オーシャンスポーツを通して、海と人がつながる素晴らしさを発信し、「海」を舞台に活躍するオーシャンアスリートを支援することで誰もが自然のありがたさに気付かされます。夢を追いかけて輝き続けるアスリートは、人々のあこがれであり、希望であり、日々の活力の源とも言えます。そんなアスリートと共に島国日本におけるオーシャンスポーツの発展と海を愛する若者たちが世界へ羽ばたいていくという夢をもって挑戦できる社会を目指します。

JPSA - ジャパンプロサーフィンツアー

『一般社団法人日本プロサーフィン連盟(以下、JPSA)』より、東日本大震災後における放射能問題、風評被害などの影響でスポンサーが集まらず、大会の開催が危ぶまれているとのご相談を受け「なんとか大会を存続させたい」という想いに共感し、協賛しています。大会では、選手たちが見せる卓越したテクニックやドラマチックな試合展開などを目の当たりにし、毎回多くの感動をいただいています。 選手だけでなく、大会運営の方々、ギャラリーのみなさま、選手たちのファンの皆さま、地元周辺地域の皆さまと共に大会を盛り上げていこうという私たちの想いにも共感していただいていると実感しています。本大会を通じて、地域経済や社会が少しでも元気を取り戻せるよう、私たちさわかみ財団のみならず『さわかみグループ』がこれからも応援させていただきます。
→一般社団法人日本プロサーフィン連盟Webサイト

関西独立リーグ

日本では、セ・リーグやパ・リーグなど選手契約をして給料をもらえる「プロ野球」や、企業に社会人として勤めながら野球をする「企業野球=通称・社会人野球」、学生生活を送りながら試合を行う「高校野球」や「大学野球」が有名ですが、それとは少し異なるのが地域密着型の選手育成組織「独立リーグ」。『野球が好きで。野球が諦められなくて。もっとうまくなりたくて。』その気持ちだけで日々野球に取り組む心熱い若者たちを応援しています。
→関西独立リーグWebサイト

大事なのは挑戦する場を作るということ。様々な理由で高校や大学でプレーする機会を失った選手たちが日本中にいる。そういう選手たちがもう一度、本気で野球をする環境も整えていきたい。日本野球界が盛り上がることに寄与することも、大切だと思う。
(さわかみ関西独立リーグ代表:仲木威雄)

日本の技術や文化に誇りを

「良い世の中づくり」とは何か。その問いかけは難題です。ただ優位対象が分かれる「画一的な方向」ではなく、もともと育まれてきた様々な地域性やその特色を活かし「多様性を受け入れる」方向にその答えが見出せるのではないでしょうか。

伝統産業から学ぶ – 和紙

埼玉県小川町は伝統産業の「和紙」が有名です。ちび山でも私たちは原料となる「楮(コウゾ)」を植樹してきました。ご縁があり“久保昌太郎和紙工房”の久保孝正さんから特別に和紙づくりの工程の一つ『原料処理』を体験させて頂くことに。築100年近くなる工房にて伝統産業の精緻さを理解する“はじめの一歩”となりました。