和紙づくり体験

埼玉県小川町は伝統産業の「和紙」が有名です。チビ山プロジェクトで紹介しましたが、私たちは「楮(コウゾ)」を植樹し、原料提供を行えるべく進めています。

縁があり“久保昌太郎和紙工房”の久保孝正さんと打ち解ける中、今回特別に和紙づくりの工程の一つ『原料処理』を体験させて頂くことに。築100年近くなる工房にて伝統産業の精緻さを理解する“はじめの一歩”となりました。

【和紙製造 工程】
(1)原料調達―>(2)原料処理―>(3)煮熟―>(4)打解・叩解―>(5)紙漉き―>(6)圧搾―>(7)乾燥―>(8)選別・加工

【2:原料処理】
・蒸煮:原木を切り分け束にし 、釜で約2時間蒸す。蒸しあがったら流水に浸し、木から皮が剥がれやすいよう処理。
・剥皮:蒸しあがった楮から外皮だけを剥ぎ取る。剥ぎ取られた皮は、完全に乾燥するまで天日干しにする。
・楮ひき:楮の皮は外側から順に「黒皮」「甘皮」「白皮」という三層で構成され、一般的に「白皮」が紙の原料繊維となる。

<今回の体験「楮ひき」>
作る紙に応じて外皮を削っていく作業が「楮ひき」。今回は事前に乾燥した楮をもう一度水につけ、柔らかく処理したモノを使用。「楮ひき」の終わった楮は再び乾燥させ、使用するまで保存するとのこと。

●“和紙の里”埼玉県小川町

1,300年の歴史を経て守り育てられてきた小川和紙。その特徴は、楮(こうぞ)だけを使用した「細川紙」の製造技術が挙げられます。※国から「重要無形文化財」の指定。

●久保昌太郎和紙工房

大正2年創業。創業から90余年、工房では小川和紙の代名詞「細川紙」とその技法を基にした和紙の製造・販売を行っています。手漉きであることにこだわり、加え時代の需要に応じた中、書道・水墨画用紙などをはじめ多様な用途に合わせた和紙製造を心がけているとのこと。
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