Plus-HandicapとコラボWS「経済ゲーム」

2017年11月27日19時半から、弊財団オフィスでPlus-Handicapさまとのコラボワークショップ「カードゲームで学ぶ「お金」ってなに?~長期的思考の実践~」を開催しました。
参加者は、医療・福祉・教育活動をされている方々、FP、システムエンジニア、大学生など、大人12人。
1グループ6人で2グループに分かれてゲームを行いました。

Plus-Handicapさまは、「生きづらさ」をキーワードに、当事者の範疇にとどまらない、様々な種類のリアルを伝えるwebマガジンを編集されています。
「生きづらさ」というと、身体に障害がある人、マイノリティーをイメージするかもしれませんが、日常の様々な問題からも「生きづらさ」は生まれます。
様々な「知らない」現状や「生きづらさ」を打ち破るためのきっかけや改善提案を、多様なライターさんの記事を通し伝えています。
代表の佐々木一成さんが書いてくださったイベント告知文がとても素晴らしく、数日前の告知にもかかわらず、「面白そうだったから」とお越しいただいた方が多くいました。

今回は、通常ver.と新ver.の計2回、視点を変えてゲームを行いました。
新ver.では、それぞれ異なるゴールを設定した「ミッションカード」を追加し、これによりゲームが深化し、よりリアルに近づきました。
この「ミッションカード」は、打合せの中で「こんなのあればいいんじゃない」とPlus-Handicapさまのご提案から生まれたアイテム。
人によって異なるゴール設定に試行錯誤を重ねていたので、今までの開発経緯を知っているグループ社員からも「ミッションカード、いいね!」と感想をもらいました。

初対面の方々ばかりでしたが、皆さんすぐに打ち解け、大盛り上がりでした。
ゲーム後、グループで振り返る時間では、「あの時、なぜそうしたの?」「自分は○○と思ったけど、どう思ったの?」など、ゲーム中に感じたこと、それぞれの考えを共有し盛り上がっていました。

イベント終了後も話が尽きず、1時間ほど皆さん話し込まれていました。

今回、参加者の皆様が、グループ6人で1つの経済を作ることを真剣に楽しんでくださったお陰で、多くのフィードバックをいただき、このゲームの強みを再認識することができました。
様々なバックグラウンドの方が、他者との繋がり(社会・経済)の中で、自分や相手に深く意識を向けることができる、
そして、その他者とのやり取りに使用するツールが、毎日接する「お金」であること、これが本ゲームの醍醐味であり、強みだと再認識しました。
ゲームを通して、本質的な「お金」の姿や、社会・経済の在り様が見えているのかもしれないと感じ、目指す方向に少しずつですが進んでいると実感しています。

2か月前、TED×ICUを聞きに行き、その時の登壇者だったのが、代表の佐々木一成さんです。
「できないこと」が、「不便」ではなく「辛い、かわいそう」に変換される。シンプルなことが、人のフィルターを通し分類され、無意識の壁になっていることもある。
「広い視野で見る。見方を変える」という佐々木さんの話しに触発され、自分で作ったフィルターが1枚なくなる感覚を味わいました。
佐々木さんの授業では日頃発言しない子が発言することも納得です。
プレゼンに感激し、飾らないその人物に惹かれ、懇親会で「何かご一緒にやってみたい」と押しかけ、初のコラボ企画が実現しました。
代表の佐々木さん、理事の井上さんの活動を伺い、新しい視点と、刺激を大いに受け、ゲームの可能性が広がりました。

このWSにあたり、多くのグループ社員が、ゲーム改良や当日運営に協力してくれました。
また、ゲームのやり取りや、ご感想メッセージからも、参加者の皆さんが思索しながらゲームし振り返っていただいたことが分かります。
このように、本ゲームは、多くの人々のフィードバックの積み重ねと、協力により、育てていただいています。
ご参加いただいた皆さま、Plus‐Handicapの佐々木さん、井上さん、グループ社員の皆さん、本当にありがとうございました。

■ご感想メッセージ(一部抜粋)
・経済の縮図そのままでした。
・お金を使うことで社会に影響が及んでいることが実感としてわかった。
・初めて会った人同士でお金のことを扱うのはかなり難しいテーマだと思うが、今日のように楽しくできることはカードゲームの力だと思いました。子どもたちがやっているところを客観的に見てみたいなと思いました。
・思った以上にスピード感があって、周りの状況を把握できず、行き当たりばったりな行動を取ってしまった。判断が早くて周りが見えている人は、強いなーと思った。
・面白かった!!すげー頭使いました。当初は3人でどう回すかと思ったら、6人でしかもチームになっていくとなったら、難しさと探り合いと協力試合と様々な思考パターンを考えました。直感でやってみるのも面白いかも。
・「全体を見ること」「数値化できるものは定量的に把握すること」「当初のアイデアにこだわりすぎないこと」「一発逆転はない」と言ったことを学ぶことができました。
・世の中のお金の流れを学びたく参加させて頂きました。ゲームを通じて自分と他人の求めるものを考え全員生き残るという目的に向かうことが出来て良かったです。現実世界では、お金のある所とない所をまずは全員が把握する必要があると思います。私は、どちらかというと貧しい世界を見て生きてきました。全人類がこのゲームのように全員生き残り、+α全員を豊かにできれば、この上ない幸せです。今回はこのような機会を頂き、有難うございました。
・普段、貯金を考えつつも、欲しいもの、食べたいものを買うと、欲求に従って生きているので、将来性を考えることの重要性を再確認しました。
・他の人のミッションを推測することが意外にも難しくて面白かった。

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