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「紀伊半島大水害」から2年弱。“101年の森”現状視察

紀伊半島大水害

“101年の森”への林道の地割れや現場を繋ぐ橋梁が崩壊しているため、2012年は作業を中止。今年初夏、林道整備が完了したとの報告を受け、すぐさま現場視察を行いました。

現場までの林道は地割れや崩落の爪痕が残っていましたが、歩行には支障がありませんでした。
“101年の森”を見上げると緑が生い茂り植樹した苗木は見当たりません。雑草に負けたのかと不安が過ぎります。
下から見上げた時は分からなかったのですが、中に入ってみるとそこはブッシュ。2m以上の草が覆いかぶさり、足元も見えず「(これじゃ陽が当たらず)枯れてるな!?」と一同。

草をかき分け奥へ奥へと進み、ようやくケヤキが見つかりました。森林組合の方々も笑顔がほころび、周辺をカマで刈ってみる。ピンクの目印が出てきました。植樹した本数からすると圧倒的に少ないのですが、ケヤキ、ヒノキ、モミジ、ヤマザクラが見つかります。
下草刈りをしていなかったのに、2mを超えて成長したヒノキがあります。生長に感謝すると共に自然の逞しさを感じさせられました。

今後については、若芽が動物の食害にあっていないこと、下草刈りをせずとも主幹が太く育っていること、足元が未だ悪いことから、下草刈りなど整備作業は見送り、来年春まで観察することになりました。

101年の森 被害状況(2)

台風の影響や獣害により成長が伸び悩んでいると、大きな誤解をしていることに気付きました。
植物も生きており、植えられた所の土や周辺環境によっても成長を左右します。

台風被害

『101年の森』となるためには、植生や植物をより理解する必要があり、保全活動も一歩誤れば破壊活動となってしまうことを今回の台風災害により思い知らされました。

101年の森 被害状況(1)

被害状況のご報告です

自然の脅威の顕在化。2011年 台風第12号により、紀伊半島は集中豪雨が続き「紀伊半島大水害」が発生。熊野川の増水・氾濫や半島全域で発生した大規模な土砂崩れなどにより死者含む、多数の被害をもたらしました。

台風の影響により一部国道も崩壊し、通行止め、迂回路となっております。また“101年の森”周辺の土砂災害や現場を繋ぐ橋梁が崩壊しているため、作業を行う事が困難と判断し、今回は中止としました。100年、101年・・・と継続していく為には、この山林崩壊と向き合わなければなりません。全国にある放置林の整備をも視野に入れ活動しよう!と決意を新たに挑戦します。

まずは和歌山県の復興に注力したいと思います。
同プロジェクト『いつか来た道』(熊野古道 道普請)で崩壊地区の修繕活動に参加しますので、そちらもご覧下さい。

下草刈り 第5回

大震災の恐ろしさ

「東日本大震災」という自然の脅威を思い知らされた。“言葉にならない叫び”が残ります。

しかし、自然は待ってはくれない。

現在、日本の至る所で顕在化されていない自然の脅威があると聞きます。山林崩壊による土砂災害もその一つ。改めて、まずは「できることをしっかりやる」と引き締めます。

さて、このような状況下、今回はグループ社員とではなく龍神村森林組合の方々と共に下草刈りを行いました。炎天下での作業でしたが、龍神村森林組合の方々はアイ・コンタクトを取り、手慣れた様子で、ドンドン進めていきます。随所で普段から過酷な環境下で働く林業従事者の気合いや職人魂が垣間見れた1日となりました。酷暑の中、山頂付近で吹く風がさわやかであり、とても心地良かったです。

最後に、今回の作業では、龍神村森林組合の方々の好意により、植樹の際巻き付けたピンク色のリボンを新しいモノに付け替えて下さいました。時間の経過とともに色褪せてしまい植樹した木なのか実生の木なのか判別し難かったのですが、お陰様で遠くから見てもはっきりと目視できるようになりました。

下草刈り 第4回

「木の国」と謳われたほどの和歌山県。降雨量や日照時間のお蔭でしょうか、植物の成長が早いです。植樹した苗木は2年を待たずに3倍(80cm程度)に成長。しかし、「草(雑草)」はもっと早い。

斜面の草も刈り取っていきます

2年が過ぎようとする中、自然力による森林再生(遷移行程)が見えます。

既伐採地に着手し1年目は、野草と棘低木(タラノキ、ジャケツイバラ、サンショウなど)が勢い良く群生し、点在したのは照葉樹(ヒイラギ、ヤブツバキなど)。

冬に入り野草が枯れ翌年の春に実生の苗木(マツ、スギ、コナラ、ブナなど)が点々と見え出します。

2年目はすべての植物が我先にと太陽光を奪い合っているかのように競争しています。
人間が植樹した苗木は優位に立つのか?
来年が楽しみなところです。

下草刈り 第3回

終日雨となり、ぬかるんだ不安定な足場の中作業を行いました。
しかし、草木は柔らかく刈り易いため、昨年10月(晴天)よりも効率よく作業ができました。

草を刈り取っていく作業

植物の生長期であり水を吸い上げているためなのか、雨が降った影響なのか。
実験的な要素も加わり楽しみが一つ増えました。

下草刈り 第2回

日程調整をし10月に決行。
晴天に恵まれました。『101年の森』は、雑草など山にある本来の植物の生長が著しく、6月に刈り終えた面影は全くありません。

強い陽射しの中、ピンク色の目印を頼りに、地道にコツコツ作業

強い陽射しの中、ピンク色の目印を頼りに、地道にコツコツ作業。
シカなのか、苗木の先端が食害されているのがありました。

下草刈り 第1回

植樹した直後の苗木は根付いておらず、また成長が早い雑草などが陰をつくり、光が当たらないと枯れてしまいます。下草刈りは、苗木が周囲の雑草よりも低い期間(5年程度)は、毎年繰り返される作業となります。

植樹した直後の苗木

森林組合の方々との協議の中、当財団では、6月、9月の下旬をおおよその適期とし、下草刈りを行います。

急勾配はもちろんのこと、夏場に行うため大変な作業となりますが、棘を持つ植物に苦戦しながらも、なんとか無事刈り終えました。

植樹風景

植樹当日は大雨となり、ぬかるんだ中での作業となりましたが、山の斜面に手作業で1本1本丁寧に真心をもって植えました。

植林している

今後行われる下草刈りの作業時に、誤って植樹苗を刈ってしまわない様、ピンク色のリボンを目印として結び付け。

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