伝統産業から学ぶ – 和紙
楮(コウゾ)を植樹し伝統産業の原料につなげる!
埼玉県小川町は伝統産業の「和紙」が有名です。チビ山プロジェクトで紹介しましたが、私たちは「楮(コウゾ)」を植樹し、原料提供を行えるべく進めています。
縁があり“久保昌太郎和紙工房”の久保孝正さんと打ち解ける中、今回特別に和紙づくりの工程の一つ『原料処理』を体験させて頂くことに。築100年近くなる工房にて伝統産業の精緻さを理解する“はじめの一歩”となりました。
和紙製造 工程
- 原料調達
- 原料処理
- 煮熟
- 打解・叩解
- 紙漉き
- 圧搾
- 乾燥
- 選別・加工
原料処理
- 蒸煮:原木を切り分け束にし 、釜で約2時間蒸す。蒸しあがったら流水に浸し、木から皮が剥がれやすいよう処理。
- 剥皮:蒸しあがった楮から外皮だけを剥ぎ取る。剥ぎ取られた皮は、完全に乾燥するまで天日干しにする。
- 楮ひき:楮の皮は外側から順に「黒皮」「甘皮」「白皮」という三層で構成され、一般的に「白皮」が紙の原料繊維となる。